2024年 家計メインクレジットカードを見直してオリコカードから三井住友プラチナプリファードに乗り換えるまでの顛末

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家計のメイン決済には長らくオリコカードを使用していましたが、度重なる改悪と積立投資との兼ね合いにより、解約を決意しました。重い腰をあげて検討した末、三井住友プラチナプリファードへ乗り換えた顛末を紹介します。

この記事を書いた人

3歳&1歳の男子を育てるフルタイムワーママ。元帰国子女。私立中高一貫校から地方国立理系院卒。

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オリコカードの解約を考えた理由

8年前、家計のメインカードを検討した際にオリコカードを選んだ根拠となる主な特徴はこちらになります。

  • 年会費無料
  • ポイント還元率1%(Amazonギフトカード)
  • コンビニのタッチ決済(Quick Pay, ID)対応
  • 家族カード発行手数料無料
  • ETCカード発行手数料無料

なかなか優良な、クセのなく使いやすいカードと言えるのではないでしょうか?

当時から楽天カードやリクルートカードも優秀でしたが、楽天カードは夫婦それぞれが独身時代から既に自分の小遣い用に所持していたため、候補から外しました。リクルートカードは、記憶が正しければポイントの使い道やETCの発行手数料かタッチ決済機能の辺りでオリコカード優れていました。

そしてそんなオリコカードの特徴は、現在こうなっています。

  • 年会費無料 → キープ
  • ポイント還元率1%(Amazonギフトカード)→ 還元率0.83%
  • コンビニのタッチ決済(Quick Pay, ID)対応  廃止(ただし VISAタッチで実質代用可)
  • 家族カード発行手数料無料 → キープ
  • ETCカード発行手数料無料 → キープ

いかがでしょうか?初期手数料以外はもう改悪続きです。還元率1%から0.83%に至っては、気づいた時には我が目を疑いました。加えて、他のクレジットではNISAへの積立でポイントがもらえるということで、本格的に乗り換え先を探すことにしました。

還元率0.83%の実態

オリコカードの実質還元率が0.83%まで落ちてしまった改悪の歴史はこちらの通りです。

  • 2022/12/19まで:2000オリコポイント → Amazonギフトカード2000円(実質還元率1%)
  • 2022/12/20から:2100オリコポイント → Amazonギフトカード2000円(実質還元率0.95%)
  • 2023/12/14から:2400オリコポイント → Amazonギフトカード2000円(実質還元率0.83%)

クレジットの利用によって1%のオリコポイントが付くこと自体は変わっていません。しかし、そのオリコポイントをAmazonギフトカードに交換する際のレートが変わってしまい、実質還元率がガタ落ちしました。Amazon以外のポイントへの交換も可能ですが、我が家の利便性を考えると使いやすい交換先がなかったことも解約の決め手となりました。

今にして思えば、Quick Pay や ID が廃止となった頃にもう少し警戒していればと思いますが、過ぎてしまったことを悔やんでも仕方ありません。

我が家のカード利用額とカードに求める条件

  • 家族カード、ETCカード発行
  • コンビニ等のタッチ決済
  • SBI証券口座の新NISA積立へのポイント付与がある(現在は設定していないため、実質還元率0%)
  • ポイント実質還元率0.83%以上(可能であればポイントは交換せず直接支払い金額に充当)

NISAをクレカで積立しておらず、通常支払いの還元率も0.83%というなかなか悪い状態なので、新しいクレジットカードへのハードルは比較的低いと言えるでしょう。とにかく現状よりマシな移行先を探し始めました。

乗り換え先クレジットカード選定

NISAはSBI証券でずっと運用してきたため、そこは固定としました。するとクレカ積立で高いポイントが付くのは三井住友カードに限られため、その中から選ぶことにしました。

三井住友カード・ゴールド・プラチナプリファードの比較

プラチナプリファード 三井住友カードのポイント特化型プラチナカード | クレジットカードの三井住友VISAカード
プラチナカードでもポイント還元率に特化した三井住友カードの新カード「プリファード」なら、年会費に対して受けられる特典、サービスがコストパフォーマンス良く利用できます。高いステータス性と費用対効果を両立させたおすすめの新プラチナカードです。|クレジットカードの三井住友VISAカード

三井住友カードと言っても、三井住友カード(NL)、ゴールド(NL)、プラチナプリファードと三種類あり、ざっくり言うと年間のカード利用額に応じて最適なカードが変わってきます。細かい損益分岐については比較記事が多数あるためここでは詳細を省略します。

我が家の行動としては、最適なカードを選ぶためにまずは前年のカード支出額を調べました。その結果300万円は超えることがわかったので、プラチナプリファードが合っているようでした。家族カード及びETCカードの発行手数料も無料だったのでこれで決まり!…と落ち着いたのですが一点落とし穴がありました。

注意!家族カードではNISA積立ができない

FAQ詳細 -私のカードは「三井住友カードつみたて投資」や「SBI証券Vポイントサービス」の対象ですか? | 三井住友カード株式会社
三井住友カード株式会社、 「私のカードは「三井住友カードつみたて投資」や「SBI証券Vポイントサービス」の対象ですか?」のFAQ詳細ページになります。

メインカードを決めかけたところで規約詳細を確認していくと、なんとプラチナプリファードの家族カードは積立投資の対象外となっています。なおこれは、三井住友に限らず家族カードによる積立投資はNGで、本人名義のカードが必要というのが原則のようです。

プラチナプリファードをメインとして積立用カードを併用する構成で決着

最終的な構成はこのようになりました。

  • 夫名義プラチナプリファード:夫の家計決済&夫の積立投資
  • 夫名義プラチナプリファードの妻用家族カード:妻の家計決済
  • 妻名義の三井住友カード(NL):妻の積立投資専用 ※但し毎年10万は決済利用

※但し毎年10万は決済利用 と但し書きをしていますが、三井住友カード(NL)は最低10万円は積立以外に利用しないと、積立投資のポイントがつかないようです。しかしポイント還元率を考慮すると極力家計の決済はプラチナプリファードにまとめたいため、妻名義の三井住友カード(NL)の決済は最小限に留めたいところです。しかし毎年10万円だけ買い物をする、というのもそのうち忘れてしまいそうなので、我が家では自動的に利用されるように電気料金を妻名義の三井住友カード(NL)で支払う設定にしました。お得には暮らしたいですが、元来怠け者なので何もしなくてもうまく回るような仕組み作りを心がけています。

今後もライフステージに合わせてクレカは見直す

今回比較検討していく中で、あらゆるブランドで年間カード利用額に応じて最適なカードが変わるということを知りました。我が家の現状としてはプラチナプリファードの選択は悪くないと思いますが、これで未来永劫安定とは考えていません。少なくても5年程度のスパンで利用額に応じた見直しをしていくつもりです。また、オリコカードの例もあるので改悪情報にはアンテナを張っていようと思いました。

さらに、将来的には単にポイント還元率だけでないカード特典も活用できたらいいと考えています。もう少し子供が大きくなったら飛行機で沢山旅行にも行きたいので、そうなったらマイルや空港ラウンジなどの旅行関連に強いカードも検討していきたいです。

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