知的財産管理技能検定3級 試験結果公表 独学合格におすすめテキストと学習方法

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知的財産管理技能検定、略して知財検定。予備校やオンライン授業などを利用せずに、独学で知財検定3級に合格するまでに使った参考書・問題集と、その学習方法を紹介します。

この記事を書いた人

3歳&1歳の男子を育てるフルタイムワーママ。元帰国子女。私立中高一貫校から地方国立理系院卒。

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知的財産管理技能検定3級試験の概要

知的財産管理技能検定とは、「知的財産管理」という職種に関する国家試験です。主な出題分野は、特許・著作権・意匠・商標などです。1級から3級まであり、その中で初級の扱いである3級には受験資格の制限はなく、誰でも受験することができます。例年3月・7月・11月と、年に3回試験の機会があります。

知財検定3級の合格ライン

学科と実技という2科目に分かれており、両方の科目で合格ラインの7割以上の点数を取れば「合格」となり資格を取得できます。もしも学科・実技のうちいずれか片方が7割以上であれば「一部合格」となり、合格した方の科目の試験は翌々年度まで免除となります。免除となる正確な期間は必ず公式HPを確認してください。

国家試験 知的財産管理技能検定 試験免除申請の有効期限
試験免除申請の有効期限一部合格による試験免除申請の有効期限一部合格者(学科試験のみの合格者、又は実技試験のみの合格者)は、当該合格した学科試験又は実技試験に合格した日

なお、学科と実技は出題形式こそ異なりますが、出題分野は同じです。つまり暗記すべき内容は共通しているので、勉強を片方だけに絞るメリットはほぼありません。少なくとも初めて受ける際は一気に両科目の合格を目指すことをお勧めします。結果として一部合格となった場合は、次回以降の問題演習では残った科目に集中しましょう。

独学合格のために使った参考書・問題集

参考書は「公式テキスト」と「スピードテキスト」のどちらかお好みの方を選ぶことをお勧めします。

「スピードテキスト」の方が試験出題範囲がコンパクトにまとまっていて、付属の赤シートですぐに暗記がはじめられるようになっています。

対して「公式テキスト」は実際に知財に関した揉め事が生じる場面の例などを挙げながら、広く知財分野の解説が載っています。この説明ですと一見「スピードテキスト」の方が良さそうですが、個人的には知財の実務経験がなく初めて知財の勉強をするような方こそ、急がば回れで「そもそもこれは何か」という背景知識の解説が丁寧な公式テキストをお薦めします。

ただ、リーズナブルなのは「スピードテキスト」の方です。こちらでも充分試験には対応可能なので、コスパ重視の方は「スピードテキスト」がいいです。

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私の学習方法

知財検定3級は非常にオーソドックスな資格試験なので、王道な勉強方法で臨みました。

  1. 参考書を一単元分読む
  2. 問題集の該当する部分を解く
  3. 問題の丸つけ・間違い直し
  4. 参考書の次の単元へ。以降、繰り返し

こうして参考書と問題集を最後までやり切ってから、問題集をもう2周しました。この方式は、最初に参考書→問題集と小まめに進めるフェーズに最も時間がかかります。問題集の2週目以降は比較的短時間で終えられます。

問題集の単元ごとに出題ポイントはまとまっているため、改めてノートにまとめ直すのは非効率なため、ほとんどやりませんでした。ただし、苦手な箇所が明確な場合は自分なりの暗記表を作ってもいいと思います。私の例であれば、出題率が高い割に覚えづらかった取消審判については、簡単なまとめを作って記憶の定着をはかりました。

完璧ではないものの問題集の内容も粗方覚えてしまったところで、問題集の最後の実力テスト・過去問2回分を解いたところ、いずれも8割以上は取れるようになっていました。

実際の試験では問題の相性も良かったのか、学科は93%、実技は96%の正答率で比較的余裕を持って合格となりました。

もしも問題集を2週してもまだ7割の合格ラインを超えていないようであれば、その原因を分析する必要があります。期間や名称などを単に暗記できていないのであればとにかく覚えないことに始まりません。選択肢がそれぞれなぜ○/×なのか理解できないということであれば、「なぜ○なのか、もしも×ならどの部分が誤りでその正解はなんなのか」を納得するまで解説を読みこむ必要があります。

試験勉強開始前の知財に関する知識の差によって、人によって合格ラインまでに必要な勉強時間は変わってきます。

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